猫姫の食卓  味にウルサイ、ネコさんたちはどんなものを食べているのでしょう。。。
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消えない不安、そして心からのお礼
最近軒並み増えてきた「高年齢設定缶」。

今回はヒメにとっては初めてのブランドである「銀のスプーン」の「13歳以上用」をあげてみました。
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身は、各社ある高年齢設定缶の物に比べると硬めです。
つゆだくではありません。ゼリーで身が固めてあります。
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ヒメの食べっぷりもまあまあでした。
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少し食べて止めてしまいました。

一口食べてみると、最初に思ったのはとにかく「味が濃い!!」ということでした。

モンプチのつゆだくな「11歳以上用」「15歳以上用」、そして腎臓や尿路結石に特別配慮したメディファスの缶に比べると、人間用の味付けかと思うくらいしっかり味が付いてます。

ヒメは膀胱炎がちなので、自己防衛本能が働くのか、味が濃い物は拒否る傾向があります。

実際、私の実家猫のかかりつけの先生は「銀のスプーン」はあまりお勧めできない、と言ってた事もあります。
やはり味の濃さを懸念していたか、内容成分に何か疑問があったかだと思います。

しかし私の頭の痛かった所は、うちの実家猫、特に故ゆきりはこの「銀のスプーン」が大好きだったのでした。

毎食、銀のスプーンをあげる事は避けてましたが、たまに食べて欲しい味の薄い缶だとあげても食べずに、銀のスプーンをとにかく所望したりした事も多々あり、そこが悩みどころでした。

健康優先で、味や好みはともかく、療法食のみあげ続けるか。
それとも、食べる事は生きる楽しみの一つなのだから、体にとって余り薦められない物でも嗜好品と割り切ってあげるか。


今でも「私は彼に正しい事をしたのか」と振り返り考え込む事はあります。

ヒメの場合は、余りこの缶は好きでは無かったようなので、もう少し味の薄い物、つゆだくで味の濃さを「おゆたし」などで自分でコントロールできる物などをあげようかと思います。


そして本日、土曜日。
私達はヒメの病院に行ってきました。
先日ヒメが受けた一日ドックで一つだけ、外注の検査項目があり、その結果が出るまで少し日にちがかかっていて、数日前「その結果が出ましたから来て下さい」との連絡があり今日午前中行ってきたのです。

その唯一の検査項目は、実は私が一番気にしているもの。

それはFIP抗体値です。
ニャー君を命をあっという間に奪った、あの憎むべきFIP。

その危険性をどのくらい個体が持っているかを表す数値の、ヒメの検査結果です。
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そして検査結果は今年も同じでした。

先生曰く「結果だけ申し上げればあまり良い物ではありません。限りなく黒に近いグレーです。」

抗体値、1600。
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【備考】FCoV=猫コロナウィルス。猫コロナウィルスが突然変異するとFIP発病となる。

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ただこれは必ずしも発病するという意味ではないが、発病の可能性は常に秘めている、とのこと。

実は5年前ヒメと共に暮らすことを決めた時、初めてヒメの健康診断を兼ねて病院に連れて行き、血液検査をした時にお願いしたFIP抗体値の検査。
そこで出た値も1600。

その時に「正直高い数値です。何かあったらすぐに連れてきて下さい。」との説明を受け、ニャー君をFIPで亡くしてそれ程年月も経ってなかった事もあり、「また私は愛する子をあのFIPで亡くすのか」とその説明後かなり長い事物凄く落ち込んでいた事を思い出します。

ただヒメはその後、とても元気に過ごし、一年、そしてまた一年と何事もなく過ぎていきました。

1600という値は、「それイコール、即FIP発病」という意味ではなく、特に悲観する事も無いと、今では思いますが、正直な気持ち、毎年検査をする度に、この1600という数値が少しでも下がっていてくれ、と言う思いは変わりません。
でも毎年出てくる値は1600から頑として動かない。

上がりもしないけど、下がってもくれない。

そして今年も5年前や去年と同じ説明を受け、それほど悲観しなくていいと分かってはいるものの、心に暗雲が立ち込めます。

今日の説明時、先生は「1600というのは発病の可能性が低くは無いというレベルです。
お腹が張ってくるとか、視線が合わずにボーっとしているとか、何か体調に変化があったら、すぐに連れてきて下さい、というレベルです。」と言いました。

でもFIPという病気で「何かあった」時、それは確実に「死」を意味しています。
何かあっても、何も手を打てないのが今の医学の現状なのだから。

発病したら劇症化してあっという間に天に召されてしまう。

それがFIPという憎むべき病気の正体です。

ただ、ヒメは今日も元気にしている。抗体値が高いからと言って発病するわけではない。

この事実だけが心の支えです。


実は尿検査でも、今回のヒメのクレアチニンの値は正常値とは言え上限ぎりぎりでした。
これに関しての先生の意見は「細かいことを申せば、療法食だけの食事の方が望ましい。でもこの値ではこの子の腎臓はまだそれほど心配する事は無いので、市販の缶やご飯などは、今まで通り『おやつ』としてならあげて大丈夫です。」とのことでした。

「食卓」はヒメのおやつが記事の主旨です。
ヒメ自身に何かが無い限り、ヒメが「おやつ」を食べられる内は続けて行こうと思います。

私もヒメの体調に目を配り、自分でも「おやつ」を食べてみたり調べてみたりして厳選して、あげ続けて行こうと思います。

そしてそれが、これを読んで下さっている皆さんに少しでも参考になれば、望外の喜びです。

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2010'12'11(Sat)16:30 [ 13歳以上用 まぐろ ] コメント(16) TB0 . TOP ▲